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パッケージデザイン

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桜たまごのパッケージ
例えば食品売り場に行って美味しい奈良漬けを購入するとします。
数多ある商品の中から自分好みの商品を見つけ出す時、貴方は何を基準に選びますか?
まず食欲がわく色合いであること、産地やメーカー、価格も肝心ですね。

ここで質問です。
お手頃価格でメーカーや産地も納得いくものが3種あったとします。
1:今どきのゆるキャラが美味しそうに奈良漬けを食べているカラフルなパッケージ。
2:美しいイメージ写真を高品位の光沢紙に印刷したちょっとセレブな印象のパッケージ。
3:商品がかすかに透けるくらいの和紙に商品名を筆書きし竹皮紐で結わいたシンプルなパッケージ。
貴方ならどの商品を選ぶでしょうか?

私なら迷わず3を選びます。
1〜3のデザインどれも今的な見せ方ではありますが、”奈良漬け”となると1、2はNGと感じるからです。なぜなら、消費者が奈良漬けに求めるビジョンとは、”昔ながら”であったり、”手づくり”であったり伝統的な食品には「本物っぽさ」と言うキーワードを外すわけにはいきません。奈良漬けを必要としているターゲットが誰であるかを理解したうえで、的確なアプローチを行わなくては、商品の価値を伝える事はできないのです。

しかし、実際食品売り場に行って漬け物コーナーを見回すと、ピントがずれている商品が目についてしまいます。これは奈良漬けに限った事ではなく、商品の足を明らかに引っ張っているパッケージの多さに驚くことしきり。
一重に、依頼したデザイン業者のスキルの薄さ、そしてそれにGOを出してしまったメーカーの責任だと思い、少し寂しい気持ちになってしまいます。自社商品に愛情を持って向かい合っていれば、こんな状況にはならなかっただろうと思えてなりません。

メーカーがプライドある商品を製造し、その思いを的確にデザインに封じ込めるのがパッケージデザインの仕事だと私は思っています。パッケージやカタログから生産者の”思い”がお客様(消費者)に伝わる事により、その商品ははじめて買い物カゴに移動するのではないでしょうか。
勿論その先のリピートに関しては、商品自体のチカラが全てではありますが、それもまず最初の購入がなければ繋がらない話です。

”あしたねBoo”では、とことん貴社の商品と向かい合います。それはパッケージとは単なる飾り、包装紙ではなく、商品の身分証明書だと考えているからです。
お客様の手に取って戴ける伝達力、表現力を持ったデザインを突き詰めていくのが私の仕事だと思っています。

まずは貴社の商品を”あしたねBoo”にご紹介下さい。
そこから新たな種まきを一緒に始められると幸いです。

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